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kiri marche

かめおか霧の芸術祭 kiriマルシェの会場構成 京都の亀岡市で開催された霧の芸術祭のマルシェの会場構成を担当 「作品だけが芸術ではありません、生命や魂をより一層輝かす「技術」のことをそう呼びましょう。」 そう掲げ、亀岡という環境やそこに住む人、集う人、様々な人々と作り出す芸術祭。 なので、今回は特別な素材や加工をするのではなく、ホームセンターや身近なところで購入出来る素材を使って、見た人がこんな使い方ができるのかという感性を促すような会場構成を心掛けた。

メインの会場は大きなホールでそこに屋台が並んでいるだけでは空間に負けてしまうので、まず広い空間をコンパクトなスペースに意識を変える仕組みを考えなければいけなかったので、農業で使用される不織布を天井からランダムな長さで垂らすことにした。

不織布は半透明でうっすら奥の光や、人影が見える。亀岡はその地域の特徴として深い霧が発生することで知られているので、不織布の特性と霧とリンクさせることにした。 また会場に入るためのゲートを特設で用意し、そのゲートにも4層の不織布を垂らした。 4層になっているので、外からは会場の様子は見えないがゲートをくぐっていくと霧が晴れたように大きな感情にたどり着くという物語のようなストーリーを感じれるような演出をした。

出展ブースのデザインも今回担当し、ホームセンターで購入出来るホワイトウッドで構成している。 全てコンパクトに解体、組み立てができるようにしている。 屋根には会場でも使用されている不織布をかけ、ビニールハウスで使用するクリップで固定。

マルシェイベントとしてだけではなく、 一つ一つ身近な素材を使い、発見を楽しみ、その可能性を体験できるような会場構成を作れたと思う。

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  • CL
    亀岡霧の芸術祭実行委員会
  • 設計
    ディレクション:chimaski
  • 制作
    デザイン:永田 幹 / iei studio

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